ニッポン、なかば異郷の目で 社会学者・評論家、日高六郎さんを悼む 作家・黒川創(朝日新聞デジタル)

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日高六郎は、1917年、中国・青島で生まれた。貿易商の父は、中国人の実業家たちと信頼関係を築いており、「ほんもの」の日華親善を信じて、子どもたちに「支那」という呼称を堅く禁じていた。六郎本人は、現地の日本人が通う旧制中学をおえると、内地に“留学”。東京高等学校から東京帝大に進んで社会学を修めた。
 平明で若々しい文章を書く人だった。物腰は終始穏やかで、紳士的。だから、激しい議論にはならないのだが、自説は曲げずに、はっきり述べた。その点では、遠慮のない一生を過ごしたのではないか。
 大学卒業後、陸軍に取られるが、病気除隊。……
本文:947文字

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